2009年7月21日火曜日

あなたの勉強法はどこがいけないのか?













あなたの勉強法はどこがいけないのか? (ちくまプリマー新書)


「あなたの勉強法はどこがいけないのか?」という挑戦的なタイトルですが、所謂良書です。
特にこれから本格的に勉強する中高生くらいの人には、非常にお薦めの内容となっていますが、実際に、中高生向けに書かれた様な感じのする本ではなく、誰向けに書かれているのか少々不明な本でした。

小学4年生の教科書に載っている、面積を求める算数の応用問題を例に挙げ、『応用問題を解くためには、必ず公式以外の「補助知識」が必要である』とし、『応用問題が解けないのは、「応用力」や「思考力」というような漠然とした能力が不足しているためではない』と、図解による詳細な説明には説得力があります。

『私たちがよく学習できるかどうかは、既存知識が使えて手が届く範囲に、勉強の対象があるかどうかによって決まります。』と既存知識と関連付ける勉強法の重要さを説いています。

『自分を自分以上にでも自分以下にでもなく、そこそこ正当に評価できれば、人は淡々と努力を重ねることができるものなのです。』とは、至極名言だとは思うが、思春期の中高生には、ちょっと理解が難しいかもしれません。

『「同じことに関する知識」でも、その理解のしかたによって「使え方」が異なってしまう』ことについて、
以下の割り算を例に説明し、『広範囲に使えるしっかりとした割り算の理解をする方が断然有利』としています。

 『利息÷利率=元金』
 『ヒット数÷打率=打数』

『「個別事例」を補強し、橋渡しする「一般論」により、知識を広げることが重要』だとし、また、『わからなくならない知識はいけない』とし、『決まり切った使い方しかしないと、「わからない」ことは出てきません』
敢えて、『「わからなくなる危険」を冒し、「わからなくなれる」ように「使いまくる」ような勉強が望ましいのです。』と言っています。
ここは、私も大いに参考になりました。

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