
お金に困らなくなる マイホームの買い方・つかい方―「暴落するマンション・売れない一戸建て」をつかまない知恵
マイホームは、夢なのか、それとも武器なのか?
マイホームとは、ささやかな庶民の夢を実現するための空間なのか、それとも生計を立てるための武器なのか。
著者は、資産価値の高い不動産を購入することを強く勧めています。
そして、資産価値の高い不動産とは、「物件選びよりもまず街選びを優先する」ことであり、
80平方メートルを超える大型ファミリータイプのマーケットが形成されている(賃料が高い)街が最も有望と説きます。
「不動産は、世界経済、日本経済、地域経済、街、立地、物件という順番で、マクロ的(大局的)な視点からミクロ的な視点へ、ズームアップしながら見なければなりませんよ」
「ファミリータイプの賃料が高い街における資産価値の高いマンション(または一戸建て)を買うべき」
「都市文明が成熟していく街で、最有効利用の物件を買いなさい」
「街に歴史があって、都市文明が成熟していて、地域経済が安定していて、ファミリータイプの賃料相場が高い街は、お薦めですよ」
著者の薦める街とは、ひと言で表現すれば、「多忙な高額所得層の家族が好むエリア」です。
以下、「高額所得層ファミリーが好む最強エリア」を条件づける六つの要素
①優良企業が集積するエリアに対して職住近接し、丘陵地や台地に立地すること。
②外資系企業が集積しグローバル経済にも職住近接であること(空港へのアクセスに優れること。新幹線は当然)。
③インターナショナル・スクールを含め、初等教育から大学まで、総合的な教育環境に優れること。
④医療などを含めて各種の質的な生活利便性のインフラが整備されていること。
⑤人口動態が流動的で社会増が多く、また若者層が流入すること。
⑥都市文明が成熟し、多様な人々の価値観が許容される環境にあること。
著者が薦める街とは、具体的に、東京で言えば、港区や渋谷区の丘陵地です。
しかし、いわゆる億ションには手が届かないし、築30年以上の中古マンションでも、5000万円前後が相場ときては、正直言って判断に悩むところです。
うーん。しかし、築30年のマンションが武器になるとは思えないんだけどなー。
この場合、著者は、「買わない」という選択肢を薦めています。
日本の不動産マーケットが格差社会の象徴であることや、それによる悲しい現実についても触れられています。
本書の中で紹介されている本
クリエイティブ・クラスの世紀
クリエイティブ資本論―新たな経済階級の台頭
0 件のコメント:
コメントを投稿